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カウボーイブーツ(ウェスタンブーツ)には大きく分けて二種類のタイプがあります。一つはワークブーツ、そして一つはドレスブーツです。
ワークブーツ機能性に秀でたブーツで、用途に適した実用性が重視され、革には必ず強く丈夫なものが使われます。スタイルは通常の4ピースタイプの他に、2ピースタイプのフルウェリントンと呼ばれるものがあります。
ドレスブーツは、英語で表現されるところの ”フォーショウ(for show)”、要するに見た目に重きをおいたブーツで、革にはトカゲ、ヘビ、ワニ、などのデリケートなものから幅広く使われます。
耐久力は当然ワークブーツが勝り、価格は全体的に見てドレスブーツが勝ります。しかしながらドレスブーツが弱いものだというわけではなく、ちょっとした手入れさえ定期的に行えばすばらしく、これも耐久性に優れたものなのです。もちろんワークブーツのように泥沼などを行ってはいけません。

スタイルの面とは別に、質と生産製の面から見るとカウボーイブーツにはまた別に二種類のものがあります。一つは
ファクトリーブーツ、そしてもう一つはカスタムブーツです。
ファクトリーブーツとは量産ブーツのことで、特徴は紙のヒール(見た目には革のように見えます)、プラスチックのトウボックスなどコストを下げるために低いコストの材料を全体に使っていることや、手間を省くためのコンピュータ制御のステッチ、機械を使ったラスティングなどです。
カスタムブーツの場合は、それぞれのブーツメーカー(ブーツ職人)によって手法が少しづつ異なり、一概に特徴づけるのは難しいのですが、ファクトリーブーツに近寄った手法のものから、18世紀の手法をそのまま用いた作り方まで様々です。18世紀の手法とは現代の手法で使われる、鉄のくぎ、紙、プラスティックなどは一切使わず、またヒールは一枚一枚、積み革を重ねていくなど、ディティールにわたり手の込んだ方法をとり、非常に時間のかかる作業を積み重ねて行く手法のことです。これはいたずらに時間をかけていく作業ではなく、たとえば鉄のくぎは腐って革をだめにするので使わないなどの機能追求に基づいた作り方なのです。

フルウェリントンブーツ(写真左);
八幡明宏製(当サイトWebマスター);

バンプとトップが一つながりになったこのようなタイプのものを
フルウェリントンと呼びます。手法は上の文で取り上げている18世紀の手法をそのまま用いた作り方で製作されています。トウシェイプは映画トゥームストーンでカート・ラッセルが演じる、ワイアットアープの履いているブーツに見られるワイドスクエアーになっています。上部にはバッファロー革で飾りアウトレイ。下部の革はカウカーフ。
ワイドスクエアートウ
シェイプ(写真上)

ウェスタンブーツ各部の名称




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